2008年5月28日水曜日

Spain&France33~Segovia3(The World Heritage)~

日本の競争力はやはり低下しているのだろう。教育水準の低下というのは、実際に数字を見たわけでもないのでどんなもんか分からないが、ゆとり世代がこれだけ取り沙汰されているということは、影響が軽微ではないということなのだろう。日本の国力が低下してしまえば、今以上に輸入物価は高騰し、海外旅行など庶民には夢のまた夢という時代が来るのだろう。名目金利の差に基づいて外貨への投資をするのは当たり前の時代になってしまっている。
社会保険という相互扶助の制度が破綻したのは何が原因であろうか。年金も含めて下手糞な運用を続けてきたことが原因だろうか。日本人は明らかに長生きし過ぎている。医療の発展により人工的に作り出した70歳以降の余生というものは、今は逆にその医療制度の破綻をもたらしてしまった。自然淘汰の時が来ているに過ぎないのだと言えば、様々な反論を食うだろうが、消費税を増税したところで世界一長生きしてしまう国の高齢者に関する問題は解決しない。
貧しい老人が増え、それを若者が支えるという制度は人口が増大し続けている時代であればいいが、既に現象に転じた日本の人口が、今後構成を変えていくとも思えない。移民を受け入れるということも事実上の鎖国国家が大規模に行うことは出来ないだろう。世界中に貧困により死亡する人類は沢山いるのであり、それが日本では殆どいないのはたまたまこれまでの成功があったからに過ぎず、国際競争力を失った国の向かう方向は明らかなのである。
一部の人間は世界市民として生き残ることになろう。しかし日本人が豊かである時代は既に終わっているのであり、これ以上この国の中だけを見て生きることは20年後に貧困国の国民になるという可能性を秘める。あるいはもっと短く10年程度でそういう時が来るのかも知れない。地震を恐れて準備をするのと同様に、世界市民として生きる準備を怠れば、取り返しのつかない事態に陥るわけである。それともかつての経済大国は鎖国して自給自足の生活を行い物価等の安定を図るとでもいうのだろうか。
今まで生きてきた世界の中での常識しか持たない日本人にとって、この先のグローバル経済を見通すことは難しい。経済とは成長するものなのだという実感を持たないのである。中国に行くと資本の積み重ねというものが、あるいは労働力の増大というものが経済発展を促しているということを目の当たりにすることが出来る。鎖国化においては、必要な資源は手に入らないし、国内で自給できないものは奢侈品となり手が届かない。経済発展という経験をすることもなく、穏やかに緩やかに国が滅ぶことを待つしかない。

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1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

Very nice photos! Interesting Spanish trip! Great to came across your blog! It given me a "preview" of the place I planning to travel!