王宮内は撮影禁止であり、監視員が殆どの部屋にいてカメラ使っていないかどうか確認している。スペインの観光地で写真撮影が禁止になったのは最近のことなのだろうか。しかし私が果敢に撮影に挑戦するのは言うまでもないことである。館内が暗く、実際に見た美しさを巧く表現できない。スペイン王朝の繁栄はここまでの力を有していたのかという感動である。
その豪華さは日本でいう豪華という基準を超え、この世にこんなに豪華な場所があったのかと、ただただ感嘆である。この時代は富が本当に偏って分布していたのだろう。一部の王族にのみ許された生活というものが、金の使い道に困り兎に角豪華にするという方向を向いたのであろうか。所謂無駄というものであるが、日本で社会保険料を無駄遣いして変な建物を建てたりしたものとは違うのだろうか。スペイン王宮は過去の繁栄の記録として歴史に残っているが、その変な建物は日本の官僚の歴史に汚点を残したのみである。しかし大衆から搾取していたという点では違いはないとも言えてしまうのか。
ここでも天井画やその飾りが素晴らしい。天井にこのような装飾を施すのは、スペインを支配した民族が床に座って生活をしていた時代の名残であると聞いた。床に座り生活している時間が長かった時には、天井を眺めることが多かったという。これも恐らく宗教の影響によるのだろう。海外旅行も歴史を学ぶ良いきっかけになるのだが、やはり短期の滞在では多くのことを理解するということは難しい。ガイドブックにあることだけでもかなりの量があるし、真面目にやろうと思えば果てしない書物の山である。
歴史を見ていると、時代時代でトレンドがある。それは中期でのトレンドと言えようか。中期とは言っても百年単位であるから、私が生きる期間などはトレンドのほんの一部にしか過ぎない。市場で言う数年単位のトレンドというものも、歴史に比べれば一瞬である。超長期では人類はどこに向かっているのだろうか。それを見極めることは生きる上での課題である。個々人の欲求など満たされても仕方が無い。人類が地球に生息していく上で、他の生命体といかに共存し、目的を果たすのか、ということが重要である。
残念ながら、人類の存在する意義に関しては未だ誰も知らないところではあるが、動物としてのみ存在していた原始時代からすれば、今では人類は月にロケットで行ってしまうぐらい発展しているのだから、少しは目的に向かって前に進んでいると考えられるのだろう。目的を果たす前に地球が滅びないことを祈る。
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2008年4月24日木曜日
Spain&France22~MADRID PALACIO REAL2~
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