2008年3月5日水曜日

Shanghai18~上海駅/Shang Hai Railway Station~

上海駅に到着。この日の午後の蘇州行きの動車組の切符と、翌日の杭州行きのこれまた動車組の切符を購入するためである。動車組は日本でいう新幹線を意味し、高速鉄道みたいなものであろうか。 上海駅そのものは、やはり人口が多いだけあってか、かなり大きい。特に横に大きいという印象を受けた。日本の駅で言えば、東京駅クラスだろうか。日本との違いは、荷物検査などを行うということである。後にその駅に関する仕組みは詳述される。
正月であるということもあり、地方に行くのであろうか帰省客が大きな荷物を抱えて改札を待っている。上海という街はピークの時間帯では人口が2000万人近いであろうから、交通機関は日本の東京圏と同様に生活の要である。東京圏という地域は、世界でも希に見る人口密度であるとよく言われるが、確かに埼京線や一部の地下鉄などを見れば、それも納得できる。
上海駅周辺の写真である。周囲を見渡すと、本当に綺麗に整備されている。ただはっきりしているのは、来ている服が綺麗でない人もそれなりにいるということである。経済発展によって確かに豊かになってはいるし、多くの上海人は東京で暮らす普通のサラリーマン世帯と言われる人々よりも豊かな暮らしをしているのであろうが、未だそれが全てに行き渡っているわけではないのである。ただしかし、それもあと10年経てば、その豊かさがうまく貧しい人々にも伝わっていくのかも知れない。それよりも前に経済が破綻するようなことがあれば、現状問題視されている格差という問題が更に広がることとなろう。サブプライム問題から端を発した信用収縮等のマーケットの混乱など、平和に暮らす上海の民の多くは構造を理解していないだろう。自国が富み、自分たちが富むのは経済が発展しているからであると信じているが、その理由はよく分からない。そして経済は収縮するものだということを、今後経験するだろうが、その理由もまた分からない。
現代に限らず、大衆というのは常に愚かである役割を演じてきている。戦時中も戦争が終わった後も、客観的な情報など一度も開示されることがない。中国と日本との関係が、非常に悪いと信じているのは、一部のマスコミとそれに煽られる多くの国民である。彼らはしかし、マスを形成している。それは歪んでいる状態、つまり市場で言えばファンダメンタルから乖離している状態であると信じたい。

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