駅に着くと、ポーターがすぐに駆け寄ってきて、Rajと値段交渉を始める。日本人はどこに行っても目立つ。全部運んで50ルピーだと言っていた。私は荷物が多くて、しかも暑いのでまあ、仕方ないと思って、頼んだが、日本の駅であればエレベーターがあるんだがなぁ、という状態だった。駅の見た目は未だに田舎の駅という感じである。プラットホームは3つしかない。大きさとしては、浜松町とか田町とかそれぐらいか。大都市と言われる、デリーの駅でもそんなものなのである。
地下鉄も5年後にようやくデリーに完成するという話である。日本で地下鉄が走り始めたのは、いつの時代の話だろうか。銀座線が1927年に走り始めている。戦前の話であるから、インドのインフラの整備状況の遅れはBRICsの中でも際立っているのではないか。インフラの整備は本当に急務であろう。ポーターが荷物を運ぶ仕事があるような駅では、いつまで経っても発展しないと思うが、そういう問題に政治家があまり興味がないのだ、とRajが言っていた。なるほど、日本の政治家は、昔はとにかく、公共事業で地方を発展させたり、田中角栄のように、列島改造とか言って、国民を富ませようとした時代があったが、インドではまだそういう時期でもないのかも知れない。あるいは、国民性からそういう考えを持たないのかも知れない。
インフラ整備の遅れたインドで、その経済を支えているのは、ITと金融なのである。これならば、確かに駅や道路の整備が遅れていても、時間と空間を越えることが出来る。しかし、本当に国民が富むとなれば、やはり工業化の進展は必要となる。大規模な雇用を生み出すのは、やはり工業なのではないだろうか。 インドも昔ながらの財閥などが抱えている企業が雇用を生み出しているようではあるが、日本の企業も最近になってまたインドへの進出に力を入れているようである。自動車のみならず、その他の産業も進出してくれれば良いと思う。インドと日本との接点が増えることは、双方の国にとって有用であるだろうし、日本人がインドへの観光をする機会も増えてくる。そうすれば、インドの観光業もよりまともになり、余計な店に連れて行かれてぼったくられるとか、そういう事態にも陥る日本人は減るだろう。
2008年2月22日金曜日
India26
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