ハノイからの2時間程度の移動を経て、ハロン湾に到着。世界遺産だからか、相当に観光地化している。観光用の船が沢山あるが、日本人は基本的には日帰りだという。欧米人は1泊するらしい。ガイドは「日本人いそがしい」などと言っている。何だか馬鹿にされた気分であるが、これも文化の違いなのだろう。都会が好きな日本人は、ハノイに泊まり、ハロンには日帰りでふらっと行ってみる程度である。一方で欧米人はこういった自然の中で船の上で泊まる、ということが好きなようで、相容れない。それのどっちが良いとも思わないし、好きにすれば良い。何故ガイドがあそこで「日本人が忙しい」などということを言ったのかは分からないが、誰が面白いと思うのだろうか。
大体仕事が無くて暇な人間なんてどの国にもいる。最近の失業率の上昇を見れば、日本人も忙しくないし、欧米人はもっと忙しくない。日本人だってベトナムに来れば物価が安く感じるし、泊まれないということもないだろう。旅行先で見る日本人は何だか頼りない人が多く見えるが、これも平和主義の成せる業かとも思う。英語が出来なくたって良いではないか。背が小さいから何なのか。我々の文化は特有だと思う。誇れる部分もある。英語が出来ないのは、英語を使わなくて良いからであり、英語を学ばなければ何も出来ない国の人間と比較されるのも困る。最近ではそんなことを言えなくなりつつあるのは事実だが、日本語でしか読めない本は沢山ある。
丸山眞男なんて欧米人には理解出来ないような、寧ろ日本人にも理解出来ないような内容の本を書いたりしている訳だが、こういった深遠さを持つ日本人の思想というものを、もっと学ぶべきである。やはりメディアや教育は偏っていることが多いから、自分で見極める能力をつけなければならない。ゴシップ記事を100%信じる人間もあまりいなかろうが、時に有用な情報を提供している可能性はある。2chでさえ、評価の対象に上がる可能性はある。愛国心とかそういう事ではなく、我々自身を知るということである。これ無くして、今の日本を変えていくことは出来ない。
どういった特徴があるのかということは、日本人だけで議論しても仕方ない。客観的に見た場合の日本人というものをもっと知るべきである。そのためには外国語が必要になってしまうが、やはりいつまでも喋れないというだけで前進しないことに納得していては仕方ないのである。とは言っても何をして良いのか分からないという人が大半である。これは、日本の現在上に立っている人間が何をして良いのか分からないからである。考えを押し付けることで、年功序列を強制してきた現代の組織は老朽化した。間も無く沈むこの船を再生するためには世代まるごと注ぐ必要があるかも知れない。年功序列が正しい場合もある。それが儒教の教えである。
2008年11月17日月曜日
Vietnum36 ~Hanoi 12~
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