2008年4月15日火曜日

Shanghai83~The Shanghai~

いわゆるテレビ等で報道される上海の姿というのは、この界隈なのであろう。日本よりも一段高い高層ビル群である。香港のときもそうだったが、竹で足場を組んで建物を建築するのが中国の方法であり、これらの超高層ビルも同様の方法で建築されている。道路も4車線ずつあるなど、大都市を意識させられる。地震がないことがこれらの街並みに影響を及ぼしている。日本の特に東京という街は、人口密度が高く、しかも土地の供給が限界を迎えている。
しかし一方で中国も人口に関しては日本の10数倍であり、これらの人口の多くが都市部に集中し始めているのであり、北京・上海などは今後は更なる密集地域となるであろうと想像される。不動産の価格情報も上海近郊まで波及していることからも、その不動産ブームの状況が伺える。上海都市部の不動産は東京の都心に比べればさすがに価格は安いが、中国人の収入と比較すれば高嶺の花になりつつある。
こういった不動産を高値でも掴むことが出来た一部の幸運な人々は経済発展の恩恵を受けて豊かになっていくのだろうか。戦後の日本でも不動産を持っていた人はインフレをヘッジするとともにその値上がり益を享受することが出来た。値上がりが続いていく中で多くの人はふるい落とされ、資本を持つもののところにますます金が集まるわけである。賃金の上昇率も半端ではないが、それでもやはり資産等の値上がりに追いつくわけではない。株式市場は既に崩落しているが、これに追随して不動産市場が崩落するのは、過去の日本での経験であるが、このような歴史はやはり繰り返してしまうのであろうか。
不動産投資はレバレッジがつきものであるから、特に所得でカバーしきれないような借入をしている場合、その不動産市場の崩落が人生を台無しにしてしまう可能性がある。インフレが借金を帳消しにしてしまう時代はいつまで続くのであろうか。アメリカは不動産市場の崩落とともに沈んだが、最近では楽観的なコメントも聞こえるようになっている。しかしその楽観的なコメントの発信源は投資銀行という最もダメージを受けた業界のCEOであるから信じればいいのか、もっと疑うべきなのか判断に迷うところである。

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